NANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019を観てきた。

2019年10月23日(水)にAichi Sky Expoで開催されたNANA-IRO ELECTRIC TOUR 2019を観てきた。

出演者はASIAN KUNG-FU GENERATIONELLEGARDENSTRAIGHTENERの3組である。

 

00年代の国内ロックバンドを聴いてきた人間にとって、この3組の並びを見るだけでも血湧き肉躍るだろう。それは、自分も例外では無い。1組目のASIAN KUNG-FU GENERATIONが始まる前からワクワクが止まらない。

 

まずは、ASIAN KUNG-FU GENERATION

代表曲と、このツアーだからこその選曲を組み合わせたセットリスト。やはり惹かれたのは後者ですね。ホリエアツシ(STRAIGHTENER)を呼び込んで披露された「廃墟の記憶」。"大事な友達の歌を"というMCから披露されたART-SCHOOL「FADE TO BLACK」のカバー。どちらも素晴らしかった。

ここ最近の彼らにライブを観ていると、円熟味が増しているなと思う。バンドとしての器の大きさや懐の深さを強く感じるようになった。これからの10年先、20年先も想像出来るようなバンドになっている。実に頼もしい。

 

続いて、ELLEGARDEN

実を言うと、活動休止前の彼らを真剣に聴いていたわけではないんですよね。ライブにも一度も行ったことがなかった。というわけで、ELLEGARDENというバンドを初めて生で観ました。

仮に10代の頃にこのライブを観ていたら、完全に彼らの虜になってましたね。凄まじいエネルギーを感じるライブだった。細美武士がやっているthe HIATUSMONOEYESのライブは観たことがあったんですが、やはり完全に別物です。それぞれに良さがあるんですけど、ELLEGARDENというバンドにしか出せない何かが間違いなくある。

MCで"再結成マジックなんていうのはすぐなくなる"と言っていた。つまりは、これから先も活動を続けていくということでもある。ライブだけではなく、個人的には彼らの新曲が聴いてみたいと思う。贅沢な望みだろうか。

 

この日のトリはSTRAIGHTENER

気合いが入ったライブだった。決して同窓会モードにはならず、最新の彼らを見せていて、とても好感をもてるセットリスト。ASIAN KUNG-FU GENERATIONELLEGARDENとは違いメンバーの交代もあったが、その分様々なジャンルの音楽に挑戦してきた彼ら。その歩みが間違っていなかったことを自らで証明するような、4人の熱のこもった演奏でした。

アンコールで後藤正文細美武士を呼び込んで披露された「ROCKSTEADY」のかっこよさと、その歌詞の今ツアーとのリンク具合が素晴らしかった。

僕らは進まなくちゃ 先を急がなくちゃ

足が言うことを 聞いてくれるうちに

歩みを止めない3組のロックバンドに拍手を。


ROCKSTEADY ~ 2013.2.17 Live at 日本武道館 '21st CENTURY ROCK B...