DIE WITH ZEROは理想的であるが

DIE WITH ZEROを読んだ。以下、感想箇条書き。

・タイトルが全て。「ゼロで死ぬ」は明確な目標設定になり得る。出来れば、自分もゼロで死にたいと思った。

・どういう本か一言で表すなら「お金の使い切り方」の本。

・この本でゼロにするのは金融資本のこと。いかに早いタイミングで金融資本を社会資本に変換させていくかが語られている。

・いつ死ぬか分からないというリスクにどう対処するか。長生きリスクは捨てきれない。ゼロで死ねれば理想的だが、精神安定上、仮に余ると分かっていても残しておきたいというのは、慎重すぎるだろうか。

・そもそも金融資本がゼロの人はこの本のターゲットにされていない。持っている人が対象。

・資産運用していることが大前提として書かれている。「投資なんて危ない。貯金しかしない」=「利率0.001%の円貯金に全額投資」という人が多いであろう日本で、実現可能な人がどれだけいるだろうか。

・昔から「Time is money」は時間を過小評価し過ぎだろうと考えていた自分にとっては、その考えをより強くさせる一冊となった。