2019年8月3日(土)に開催されたROCK IN JAPAN FESTIVALを観てきた。
今年で自身5回目のロッキン。いままでスケジュールの関係で初日しか行ったことがない。今年も初日のみ参加。
以下、観たアクトの感想。
ゆず GRASS STAGE 10:30~
初めて観るゆず。
初日のメインステージのトップバッター。観客を盛り上げることを使命づけられたポジション。その使命をしっかりと果たしていた。
ステージ上には2人のみ。その手にはアコギ一本。伸びやかな歌声と、掻き鳴らされるアコギ。なんとも清々しい、朝一番に相応しいライブ。
ラスト2曲で披露されたのは「夏色」と「栄光の架け橋」という彼らのクラシック。特に後者で何万人もの人が合唱する光景は、ヒット曲を持つアーティストにしか作ることの出来ないものだったと思う。
ただ、冒頭のラジオ体操が無ければもう一曲ぐらいできたのでは。そこだけ、マイナス。
秋山黄色 BUZZ STAGE 12:35~
ライブを観るのは2度目。
印象的なリフと硬派なバンドサウンドが魅力の彼の楽曲は、ライブで聴くことによってその魅力がより増す。
影響を受けたバンドの影が見え隠れしつつも、明らかにそれらとは違う秋山黄色の色が出ている。歌メロのリズム感が特徴的だと自分は感じた。
このフェスに出られたことがよっぽど嬉しかったのか、以前観たときよりもMCが饒舌だった。このフェスがアーティストにとって、大きな舞台だということを実感させられた。
今後はもっと大きなステージで彼を観てみたい。
フレデリック GRASS STAGE 13:00~
何度か観ているバンド。このフェスのメインステージはバンドとして初めての舞台。
最初に彼らを観たときは「大きな舞台にいずれ立つんだろうな」と思ったんですけど、ついにここまできましたね。
ただ、ちょっと思うところがあるライブだった。以前観た彼らのライブの再放送を観た気分になっちゃったんですよね。
去年リリースした「LIGHT」とか、この日披露した新曲「イマジネーション」とかは、以前のイメージを振り払おうとする意思を感じるんだけど、セトリのほとんどは、以前のイメージの延長線上の曲だった。
初のメインだから妥当なセトリではあると思うけど、これからどうなるんだろうという不安の方が勝ってしまった。
Official髭男dism PARK STAGE 15:10~
初めて観るバンド。
配信チャートではあいみょんらを抑えて1位になるなど、いま大注目のバンド。
とてもたくさんの人が観に来ていた。始まる前のざわざわした感じも、いま売れているバンドなんだなと改めて感じた。
ライブ自体もとても良かった。そんなBPMが速くない楽曲でもしっかり盛り上がっているのを観ると、なんか感動してしまった。
ボーカルの歌声も安定していて上手いし、サウンドも隙が無い。アレンジも小洒落ている。
年末のCOUNTDOWN JAPANではメインステージになりそうだなと。むしろ、そうするべきでしょう。
KICK THE CAN CREW PARK STAGE 16:20~
KREVAソロは観たことがあるけど、キックは初めて。
夕方にさしかかる時間帯ということもあってか、「sayonara sayonara」、「アンバランス」といったメロウな曲が心地よかった。
ベテランらしく笑いも織り交ぜながらしっかりと盛り上げていた。初めて彼らを観た人達でも楽しめるライブだったように思う。
あと「住所」が良かったです。その場にいない岡村ちゃんの声が聞こえてきたときは笑いかけましたが。トラックも韻の踏み方もカッコいい曲だった。
SEKAI NO OWARI GRASS STAGE 18:05~
初めて観ました。
1曲目「スターライトパレード」が始まってボーカルが両手を広げた瞬間に、彼らのワンマンを観に来たような感覚に陥りました。
「世界観」という言葉は曖昧なのであんまり使いたくないけど、ボーカルの立ち振る舞いといい、完全に彼らの世界観が出来上がっていました。
最新アルバム「Eye」「Lip」の曲もちゃんとセトリに組み込まれていて、最新のモードをしっかりと見せつけたのも好印象。
特に「スターゲイザー」がエグい。あの低音の響き方は、何度もGRASS STAGEでライブを観てきたけど感じたことが無いものだった。
求められる曲はしっかりやりつつ、バンドの最新の姿も見せる。彼らは完璧な仕事をしたと。
後ろから3組はどれも良かったんですが、ベストアクトはSEKAI NO OWARIかな。期待を越えてきたので。