BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora arkを観てきた。

2019年9月21日(土)にナゴヤドームBUMP OF CHICKENを観てきた。

 

BUMP OF CHICKENは不思議なバンドだと、ライブを観る度に感じさせられる。


決して演奏が洗練されているわけではない。
ライブだからといって楽曲にかっこいいアレンジが加えられるわけではない。
ライブ全体のテンポ感が良くない。(これでも以前より良くなったと思う)

にもかかわらず、良いライブだったという感想が一番に浮かび上がる。

 

その理由は光を用いたライブ演出によるものが大きい。


「ライブを聴きに行く」と言う人はあまりいないはず。ライブは視覚から入ってくる情報も多い。
BUMP OF CHICKENの楽曲に合わせて、観客の右手に付けられたリストバンドが様々な色に変わっていく光景。
あの光景は感動する。ただただ美しい。

 

あとは、やはり曲の良さなんだろう。


サウンドアプローチは以前から変わったけど、藤原が書くメロディと歌詞は変わらず素晴らしい。
数万人の前でやるようになっても、彼が書く歌は1対1に持ち込んでくるんだよな。
曲の最中に「お前らに会いに来たんじゃねえ、お前に会いに来たんだよ」って叫んでたけど、そこが根底にある歌ばかり。
1人1人に刺さるメロディと歌詞は20年前も今も変わらない。

ライブで印象に残った曲を1曲挙げるなら「新世界」ですかね。


彼ら史上最もポップな曲。サビの印象的なフレーズに加えられる語尾の「だぜ」が照れ隠しのように聞こえてらしさを感じる。
モニターに映し出される映像と合わせて、とてもライブ映えする曲。


こういう彼らの曲も受け入れられるようになってきた。人は変化する生き物なんだな。